不動産も投機的マネーゲームの対象

九七年初頭で証券取引所に上場しているREITは全部で一九六銘柄(ニューヨーク証券取引所一五○、アメックス三二、ナスダック一四)あります。不動産のタイプ別では、最も多いのがリテール(ショッピングセンター)の四五銘柄、次にレジデンシャル(住居系)三六、オフィス三五、ホテル一四、ヘルスケアー一二の順になっています。これらの銘柄が日々時価で取引され、価格の洗い替えが行われているところにアメリカ不動産市場のダイナミズムがあるのです。【三.不動産も投機的マネーゲームの対象】三.不動産も投機的マネーゲームの対象アメリカの株式市場は相当過熱しています。特に九七年八月六日に史上最高値を更新した後、一○月に史上最大の下落幅を記録するなどいささかオーバーシュート気味の様相を呈してきました。こうしたなかで、アメリカの投資家は明らかに不動産投資によって株式投資のリスクヘッジを行おうとしています。その影響で不動産市況も過熱感が拭えず、REIT相場も異常な高値と増資ブームが続いています。この四年ほどでREITの時価総額は飛躍的に増大し、九七年六月時点で一○五七億ドル(約一四兆円)に達しています。また、九七年上半期の発行額も前年一年分に相当する一二○億ドルを上回っています。

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